第39期シャンチー日本リーグ、山崎秀夫さんが優勝(報告)

2021年4月3日(土)・4日(日)、第39期日本リーグが開催されました。持ち時間が45分+1着30秒加算のフィッシャールール、国内の大会としてはかなり長めの時間設定で、参加者全員の総当たりリーグ戦で戦う、国内随一の重厚な競技会です。一年間のJXA競技会で大きな成績を挙げた選手を選抜して行われる日本リーグ、今回は6名の選手が一堂に会し、熱戦を繰り広げました。

結果は次の通りです。

優勝 山崎秀夫 9pts
準優勝 井上奈智 6pts (酒井選手との直接対局に勝利)
3位 酒井清隆 6pts
4位 可児宏暉 4pts
5位 所司和晴 3pts
6位 楊帆 2pts

これまで日本のシャンチー界に大きな業績を残してきた山崎選手が、圧倒的な強さを見せつけ、堂々の優勝です。そして、予選会を勝ち抜き最後にエントリーした井上選手の健闘が光りました。

6選手が作り上げた対局記録(棋譜)は、JXAが発行する技術報(仮称)に掲載する予定です。またそのうち数局につき、対局者自身による分析も掲載します。

日本シャンチー界の最高峰の競技会、日本リーグに「私も出場したい!」と思われた方は、ぜひJXAにご入会いただきシャンチーの研鑽を積み、さまざまな競技会に出場してよい成績を目指していただきたいです。お待ちしています!

(表彰式。左から井上さん、山崎さん、競技会本部の松野さん、酒井さん)

(理事長賞の可児さん)

(成績表)

(上から楊さん、可児さん、山崎さん、所司さん、酒井さん、井上さん)

(会場の様子)

<第39期シャンチー日本リーグについて>

※緊急事態宣言中のため日程を延期しました。

日本を代表する6~8名の選手によるリーグ戦です。招待選手は、2020年度快速トーナメントから1名、全日本選手権から2名、日本オープンから2名、日本リーグ予選から2名、理事会推薦の1名を基準に理事会が決定します。日本リーグ出場者が8名以内とし、今回は、参加者人数が奇数になることを避けません。

日程:2月27日~28日 4月3日~4日
場所:台東区生涯学習センター306会議室 東京都渋谷区で開催します。参加者には通知済みです。
参加費:無料(招待制)

12月20日の時点で、理事会では、次の5名に出場資格があるとしました。いずれも、2020年の快速トーナメント(快)、全日本選手権大会(全)、日本オープン(O)で、優秀な成績をおさめた方々です。
・楊帆さん(快1、全4、O3)
・可児宏暉さん(全1)
・山崎秀夫さん(全2、O2)
・所司和晴さん(O1)
・酒井清隆さん(全3、O4)
・井上奈智さん(予選通過者)

持ち時間:45分+30秒(棋譜の提出あり)

11:45集合 1R 12:00、2R 14:30、3R 17:00(2/27)
4R 9:30、5R 13:00(2/28)

競技会本部:松野陽一郎
審判長:松野陽一郎

順位の決め方は日本シャンチー協会競技規則(標準)による。

(順位)
22.審判および競技会本部は、総当たり方式の競技会の順位については、以下の基準に基づき決定する。
(1)ポイント(勝ち2ポイント+和1ポイント)
(2)直接対局の勝敗
(3)勝ち局数
(4)後手の勝ち局数
(5)後手の対局数
(6)直接対局の後手
(7)技術犯規が少ない

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