先日、「当協会と類似の団体名を名乗る団体との問題の解決について」で、「当協会とこの団体の間に合意書が交わされた」ことをお伝えしました。合意書に基づき、この団体は当協会とは別の団体であることを認め、「一般社団法人日本シャンチー協会」から「一般社団法人全日本シャンチー連合会(以下、連合会)」に名称を変更しました。
しかしながら、連合会代表理事にして当協会の元事務局長、山田光紀氏は、連合会公式ブログ、ツイッターで以下のように述べ、事実を歪曲しています。
①「2019年11月、任意団体日本シャンチー協会の中村千鶴理事長が就任直後に自ら「中華民国象棋協会」の招きに応じて、現地で行われた「国際招待戦」に参加するという事件が発生」
②「すべてのシャンチー愛好者が「2022杭州アジア競技大会」に選手を派遣するため団結するよう呼びかけを行いましたが、任意団体(注:当協会のこと)では統一の話し合いに応じない」
③「『二つの中国』、『一中一台』に加担する任意団体(注:当協会のこと)」
また、著作権について合意書違反をしています。
④「ブログ記事は2019年まではすべて当時任意団体日本シャンチー協会事務局長を務めていた山田光紀の執筆によるものです(写真撮影を含む)。」
①については、2019年11月に台湾で行われた「国際招待戦」とは「燦鳳杯国際団体戦」であり、主催は「中華台北シャンチー協会」です(山田氏の言う「中華民国象棋協会」ではありません)。
また、当初、日本シャンチー協会(当協会)の会員に対して、この大会への参加申し込みを募集したのは当時の協会事務局長であった山田光紀氏自身です。
②については、「団結するよう呼びかけを行いました」とありますが、実質的には、連合会の前身である「一般社団法人 日本シャンチー協会」が当協会に対して、「旧任意団体理事の皆さま」という文書を発し、「社団法人設立総会の決議(これも法務局に提出済みです)により、旧任意団体日本シャンチー協会は消滅しますが、各委員会、会員組織は社団法人にぶら下がる形となり、これまでの活動は引き続き「一般社団法人日本シャンチー協会××委員会」の名の下に粛々と進めてください。」と一方的な接収を宣言してきました。
当協会は、理事会および会員総会でそのような一方的な接収を受け入れるような決議をしたことはなく、到底受け入れられないものであり、「統一の話し合いに応じない」というのは、全くの事実の歪曲です。
尚、社団法人設立総会の決議(当協会の資産、負債、会員及び記録データ等は、一般社団法人日本シャンチー協会が引き継ぐと一方的に決議)および「旧任意団体理事の皆さま」については、当協会ホームページで公開しており、当協会トップページ→協会概要→情報公開→「日本シャンチー協会、一社及び山田光紀氏の合意書(2022年4月13日)」の5ページおよび6ページをご参照ください。
③については、当協会が『二つの中国』、『一中一台』を支持するという政治的な意思表明を行った事実はありません。2019年に「燦鳳杯国際団体戦」に参加した事実を指すのであれば、主催が「中華台北シャンチー協会」であるため、政治的な意図があるという指摘は当たりません。
④については、ホームページ、ブログ及びTwitterで2019年11月3日以前に発信した内容は、日本シャンチー協会が著作権を有しその旨を明記することを合意したにも関わらず(5ページ)、執筆者名をブログに記載したのみであり、山田光紀氏は、ホームページ、ブログ及びTwitterにおいて、日本シャンチー協会が団体として著作権を有することを明記しなければなりません。また、著作権を有する日本シャンチー協会は、2019年11月3日以前の写真の使用を許諾しておらず、合意書に基づき(5ページ)、山田光紀氏はただちに写真を削除しなければなりません。
上記の通り、連合会代表理事の山田光紀氏の述べた①~③については的外れかつ虚偽の指摘であり(④については対応が全く不十分であり)、かつ、当協会との間で取り交わした合意書7条の「相手方の活動を妨害せず、相手方の名誉や信用を棄損するような行為を行わない」という内容をも踏みにじるものです。当協会は既に、弁護士を通じて連合会に対して申し入れ書を送付して厳重に抗議するとともに、さらなる法的措置も視野に入れています。
以 上