第18回シャンチー世界選手権大会が、アメリカはヒューストンにて、2023年11月19日から26日にかけて開催されました。
個人の優勝は孟辰(中国・男子)と唐思楠(中国・女子)、団体の優勝はシンガポール(男子)、中国(女子)でした(なお、中国は男子団体戦には参加していませんでした)。
日本からは可児宏暉選手、所司和晴選手、曽根敏彦選手、麻生達郎選手の4名が参加しました。残念ながら上位入賞はできませんでしたが、世界の強豪を相手によい内容の対局も多くありました。また、同時開催された快速オープン大会では可児選手がNCNV組で2位に入賞しました。
現在の日本チーム、日本選手の欠点や課題点だけではなく、よいところも多く発見できた国際大会でした。今回の成績や内容を踏まえ、今後さらに、日本シャンチー協会は選手の技術の向上を目指して努力します。みなさまの応援をいただけますように、なにとぞ、お願い申し上げます。
日本チームの成績は下記の通りです。2点が勝ち、1点が和(引き分け)、0点が負けです。また、参加人数が奇数だったため空き番が発生しましたが、今回の大会では空き番は不戦勝としました。なお、日本選手どうしの対戦も多く組まれましたが、これはシャンチーの大会ではごく普通にあることです。
結果詳細
1R
阮明日光(ベトナム)2-0可児宏暉
麻生達郎0-2黄学謙(香港)
劉億豪(シンガポール)2-0所司和晴
空き番0-2曽根敏彦
2R
曽根敏彦0-2劉億豪(シンガポール)
所司和晴2-0許魯斌(東マレーシア)
可児宏暉2-0麻生達郎
3R
荘宏明(フィリピン)2-0可児宏暉
所司和晴0-2曽根敏彦
麻生達郎0-2謝汶渝(中華台北)
4R
曽根敏彦0-2田菏(イギリス)
謝汶渝(中華台北)2-0所司和晴
可児宏暉0-2梅俊海(アメリカ)
顧億慶(カナダ)2-0麻生達郎
5R
Olivier Tessier(アメリカ) 1-1 曽根敏彦
所司和晴 2-0 可児宏暉
麻生達郎2-0空き番
6R
曽根敏彦0-2 沈毅豪
Olivier Tessier(アメリカ)0-2所司和晴
武冕(アメリカ)2-0麻生達郎
可児宏暉2-0空き番
7R
所司和晴0-2 荘宏明(フィリピン)
可児宏暉2-0曽根敏彦
麻生達郎0-2鄭徳銘(カナダ)
8R
梅俊海 (アメリカ)0-2 所司和晴
陳万威 (フィリピン)0-2 可児宏暉
鄭徳銘(カナダ)2-0 曽根敏彦
麻生達郎0-2 郭宝栄(タイ)
9R
所司和晴0-2阮明日光(ベトナム)
可児宏暉0-2武冕(アメリカ)
曽根敏彦0-2麻生達郎
なお、全体での上位入賞は以下の通りでした。
男子個人
1 孟辰(中国)
2 頼理兄(ベトナム)
3 呉宗翰(シンガポール)
女子個人
1 唐思楠(中国)
2 劉歓(中国)
3 呉蘭香(シンガポール)
男子団体
1 シンガポール(呉宗翰・劉億豪)
2 ベトナム(頼理兄・阮明日光)
3 マレーシア(黎徳志・沈毅豪)