2023年4月29日(土)30日(日)、東京都品川区「きゅりあん」にて、第50回全日本選手権大会が開催されました。記念すべき50回目の大会、A級には16人、B級には9人が参加し、非常に内容の濃い戦いを繰り広げました。A級は7ラウンド、B級は5ラウンド、最後の対局の結果が優勝を決定づける、大熱戦でした。
入賞者は以下の通りです。おめでとうございます!
A級
優勝 可児宏暉さん
準優勝 張和さん
3位 酒井清隆さん
4位 山崎秀夫さん
5位 井上奈智さん
6位 劉嘉琪さん
B級
優勝 竹越維仁さん
準優勝 牧野光則さん
3位 荒木知宏さん
4位 熊野和伸さん
(左から熊野さん、牧野さん、中村理事長、竹越さん、荒木さん)
A級優勝の可児さんは最近の大きな大会すべてに優勝しています。まさに日本を代表するシャンチー選手です。全7局は決して快勝ばかりではなく、苦しい場面もあったのですが、時間切迫の状況下でも常に勝利を狙う粘り強い心と日頃の研究に裏付けられた確かな技術とにより、みごとに13ポイントを獲得しました。A級準優勝の張さんはタイブレイクのルールにより優勝こそかないませんでしたが、優勝者と同点の13ポイントを挙げて、その強さが皆さんに知れ渡りました。
(左が張和さん、右が可児さん)
B級はベテランの竹越さんが熟練の技を見せて初優勝です。同ポイントで準優勝の牧野さんもこれからに期待できるとてもよい内容の対局が多かったです。
(左が竹越さん、右が中村理事長)
また、大会を通じてがんばったと中村理事長が判断した人に贈られる理事長賞は、今回はA級では特に二人、所司和晴さんと張和さんが受賞です。B級では荒木知宏さんが受賞しました。
(A級入賞者と理事長賞、特別賞受賞者の記念写真)
シャンチー全日本選手権大会は、日本シャンチー協会の競技会のうちでもっとも歴史の長い、規模の大きい大会です。来年もゴールデンウィークの時期に開催されます。この記事をお読みになった方の来年の出場を心からお待ちしています!
大会模様