2023年11月11日(土)・12日(日)、東京都品川区きゅりあんにて、第4回日本オープンが開催されました。
30分+1着あたり30秒のフィッシャーモードという、国内大会としては長めの持ち時間で7ラウンドの熱戦がじっくりと繰り広げられ、最終戦まで優勝の行方がまったくわからない緊迫した展開となりました。
優勝したのは可児宏暉さんでした。今回の7局の中には形勢不利の場面もありましたが、粘り強い指し回しはさすがの実力者でした。
最終戦、最後まで同ポイントだった酒井清隆さんが一手バッタリで敗れた直後に、これも苦しかった一局を和に持ち込み、ギリギリで優勝を決めました。可児さんはこれで日本オープンを連覇、出場した国内大会での優勝継続記録も伸ばしました。
(左が酒井さん、右が可児さん)
上位入賞者は以下の通りです(敬称略)。6位までの入賞者には賞状と奨学金が与えられました。3位までの入賞者にはさらにメダルと賞品が与えられました。
優勝 可児宏暉
準優勝 楊帆
3位 酒井清隆
4位 劉嘉琪
5位 謝寧
6位 服部亜光
(左から酒井さん、楊帆さん、中村理事長、可児さん)
国内棋戦・国際棋戦(インターネット棋戦を含む)で活躍している選手が上位入賞しているのがわかります。日頃の研鑽のたまものと言えるでしょう。
また、大会を通じていちばん印象的な活躍をした選手に贈られる理事長賞は、謝寧さんに贈られました。上位陣を大いに苦しめた力強い戦いぶりは、選手全員を元気づけました。
(左が中村理事長、右が謝寧さん)
成績表