- 基本方針
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- アジア団体戦、アジア個人戦(いずれも偶数年)、世界選手権大会(奇数年)については、日本シャンチー協会でのその時点での最高の実力者を出場させることを原則に、選考する。
- 上記以外の国際大会については、「実力者が出場する」ことだけではなく、上記国際大会に将来出場することを目標に努力する会員が「経験を積む」「見聞を広める」ことをも、考え合わせて選考する。
- 選考の参考資料として、次項に述べる「国内大会ポイント」を設定する。
- 大会主催者より特定の選手の招待があった場合には、それを優先する。
- 選考案はポイントなどにより自動的に決まるものではなく、あくまで、競技委員会での議論により立案され、理事会で決議される。
- なお、日本国籍を持たない協会会員が日本代表として国際大会に出場するには、3年以上の日本在住が必要となる。
- 国内大会ポイント
- 全日本選手権大会(5月)
1位=7pt,2位=6pt,3位=5pt,4・5・6位=4pt,7・8位=3pt,9・10位=2pt,
それ以外の全出場者=1pt.
- ジャパンオープン(センバツ大会)(7月)
1位=6pt,2位=5pt,3位=4pt,4・5・6位=3pt,7・8位=2pt,
それ以外の全出場者=1pt.
(3) 日本リーグ(12月)
1部リーグ:1位=6pt,2位=4pt,3位=3pt,それ以下=2pt.
2部リーグ:1位=2pt,2・3位=1pt.
(4) 合宿(2月・8月)
参加者全員=1pt.そのほか、合宿で著しい学習成果を挙げた人を顕彰する「合宿ベストパフォーマンス賞」を、参加者の約20%に、参加者全員の一票ずつの投票により決定し、受賞者に1ptずつ与える。
(5) 定例会、支部例会、B-Xトーナメント(8月)、快速トーナメント(12月)
ポイントは設定しない。
(理由:会員の、長期的な実力アップのための試みを妨げないため。また、遠方在住で出 場機会が少ない会員を不利にしないため。)
- ポイントと選考の関係
- 選考には、「その時点の直前1年間のポイントの累計」(以下Aポイントという)と「2020年1月からの永年累計」(以下Bポイントという)の両方を資料として用いる。
- 会員が国際大会出場の選考対象となるには、その時点でAポイントが2pt以上所有していることを必要とする。ただし、国際大会と国内大会の日程の関係上、選考時にはAポイントが2pt未満だがその直後に国内大会に出場してAポイントの増加が確実である会員が生じる可能性があり、その場合は、競技委員会が、その増加分を見込んで、選考対象とすることがありうる。
- 競技委員会による選考を経て、アジア団体戦・アジア個人戦・世界選手権を除く国際大会に出場が決定した会員は、その時点で(Aポイント、Bポイントをともに)2ptを消費する。選考なしに出場が決定したり、大会主催者から招待されて出場したりする場合には、この限りではない。
- 選考の手順
- 大会主催者から要項が届いたらそれを公布し、出場希望者を募る(渉外委員会+事務局)。
- 応募者が確定し、渉外委員会が「選考が必要である」と判断したら、競技委員会で議論し、出場選手案を作成する。この際、選考資料として改めて選考競技会が必要だと競技委員会が判断した場合には、それを行う。
- 競技委員会が出場選手案を理事会に提出する。理事会はこれをもとに議論し、決議する。
- 1)において、1.の基本方針に基づき、競技委員会が会員に応募を打診することはあり得る。ただし、それが出場を保証するものではない。
- 競技委員会での出場選手案の作成について
- アジア団体戦、アジア個人戦については、応募者のうち、Aポイントが高い者から順に選考することを原則として、成案する。
- 世界選手権については、応募者全員を出場させることを原則として、成案する。ただし、極端に棋力が低い応募者があった場合には、1.の基本方針に基づき、議論する。事情がある場合はこの限りではない。また、NCNV枠など、参加費などに差がある場合には、Aポイントの高いものから順に有利な条件で出場させるものとする。
- 上記3大会以外については、1.の基本方針に基づきその都度議論して成案する。その際、Aポイント、Bポイントをともに参考にするが、あくまで参考資料とするにとどめる(ポイントの高い応募者が必ずしも出場するとは限らない)。
- 特別の事情がある(素行が悪い応募者がいる、など)場合には、その都度議論する。
- 選考基準の公布
この選考基準は、会員に公布されるものとする。
- 付記
この選考基準は、2019年12月23日以降に主催者から要項を送られた、2019年1月1日以降に実施される国際大会について、適用する。2020年末までの選考が終わった時点で、この規定が適正であったどうか、改めて見直すものとする。